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脂性肌は、別名「オイリー肌」「オイリースキン」とも言われています。
脂性肌とは、『何らかの原因で皮脂が過剰分泌されている肌』のことです。
□肌がテカりやすい
□ギドギドする
□化粧が崩れやすい
□ニキビができやすい
□毛穴の開きや詰まり、黒ずみが気になる
などの悩みがある場合、脂性肌の可能性が高いです。
脂性肌の原因
脂性肌と言っても原因は様々です。
皮脂が過剰に分泌されてしまう主な要因は、以下の5つが挙げられます。
遺伝的なもの
親と容姿が似るように、肌質ももちろん遺伝します。
皮脂の分泌を司っているのは、男性ホルモンの一種「テストステロン」やステロイドの一種「アンドロゲン」です。
これらのホルモンが、遺伝的な要因により分泌が過剰になると、皮脂も過剰に分泌されるようになります。
両親のいずれかが脂性肌の場合、あなたは遺伝による脂性肌の可能性があります。
年齢によるホルモンの変動
皮脂と関わりが深い「テストステロン」、「アンドロゲン」。
このホルモンが分泌されるピークの時期に、脂性肌になりやすい場合があります。
- 思春期
- 30代後半~40代
女性の場合は、年代や生理周期でホルモンバランスが大きく変化します。
このホルモンバランの影響を受け、皮脂量が大きく変化するのです。
間違ったスキンケア
間違ったスキンケアは、肌のバリア機能を低下させます。
そうすると、外部からの刺激(紫外線や乾燥)から肌を守ろうと、皮脂をどんどん分泌するようになるのです。
バリア機能の低下させるのは、以下のような間違ったスキンケアです。
・1日に何度も洗顔する
・スクラブなどを頻繁に使う
・肌に摩擦を与えすぎ(ゴシゴシ洗顔、タオルでこする)
・熱めのお湯で洗う
また、脂性肌の人は「あまり保湿すると肌がベタつく」などの理由で、保湿を十分に行わないことも。
しかし、洗顔後のバリア機能が低下している状態を放置すると、皮脂の分泌を増加させてしまいます。
保湿不足、過度な洗顔、刺激の強すぎる洗顔が、脂性肌を招いている&悪化させているのも可能性は、非常に高いです。
皮脂の過剰分泌は乾燥からくるものかも!?
乾燥肌の人がこのような間違ったスキンケアをしている場合も、バリア機能が低下し、頑張って皮脂を分泌しようとします。
つまり、見た目は脂性肌なのに、内部は乾燥しているということ。
これが、インナードライ肌です。
それに気づかず、皮脂を取り除くことだけに専念し、上記のようなケアを繰り返す→皮脂が益々増えるという、まさに魔のループに陥っている人が少なくありません。
また、水分量が多い脂性肌の人も、このような誤ったケアを続けていると、インナードライ肌になってしまう可能性もあります。
食生活
脂性肌には、食生活が大きく影響している場合があります。
<皮脂の分泌を適性にコントロールする栄養素不足>
ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンC
<皮脂の分泌を促す食べ物の過剰摂取>
バター、生クリーム、チーズ、卵、脂身の多い肉類、白米、パン
麺類、お菓子など砂糖を多く含むもの、ジャガイモ、アルコール
生活習慣
皮脂の分泌には、ホルモンバランスや自律神経の働きが大きく影響してきます。
・睡眠不足
・ストレス
この3つは、ホルモンバランスや自律神経の乱れに繋がります。
脂性肌の正しいスキンケアとは
原因がわかれば、あとは問題点を改善するのみです。
・栄養バランスを考えた食事
・過度な洗顔、刺激の強い洗顔をやめる
これらは、少しの心がけで今日から改善していくことができます。
洗顔料を選ぶときは、スクラブ入り、メンソール配合、アルコール配合のものは、避けたほうが無難です。
たっぷりの泡で、優しく丁寧に洗顔するようにしましょう。
脂性肌におすすめの化粧品
脂性肌でも保湿は大切です。
そして、「脂性肌=油分はよくない」という訳ではありません。
油分には、肌を守る・与えた水分を閉じ込める役割があるため、塗る量を調節しながら、乳液やクリームをうまく活用していきましょう。
皮脂が気になるTゾーンには薄く塗るようにしたりと、肌の状態を見ながら油分を取り入れるといいですよ。
そして、化粧水などでたっぷり水分を与えることが大切です。
・コラーゲン
・アミノ酸
・プロテオグリカン
・ナールスゲン
これらの水溶性の保湿成分がおすすめですよ。
インナードライや乾燥が原因でない場合は、水溶性ビタミンC誘導体がおすすめです。
・リン酸アスコルビルMg
ビタミンC誘導体には、皮脂の分泌をコントロールする作用があります。
脂性肌の人は、「皮脂をとり過ぎない優しい洗顔」「しっかり保湿」が大切です。
また、脂性肌は乾燥肌やインナードライ肌とも隣り合わせだということ頭の片隅に置いて、正しくケアしてくださいね。 ]]>